リビングウィルをご存知でしょうか?。

リビングウィルというのは、生きている間に自分が意思表示できなくなった場合に備えて財産や病気の治療方針などを記録しておくものです。

遺言書は相続が開始した場合に意味を持ちますから、被相続人が生きている間は被相続人の生活に影響を及ぼすことは殆どありません。
しかし、リビングウィルは被相続人が生きている間に影響するものなので、むしろ遺言書よりも被相続人にとって大きな意味を持ちます。

遺言書は、書き方や方式が法律で定められているため、要式行為と言われます。私人が勝手に遺言書の形式を定めることはできません。
リビングウィルは方式が法律で定められていないため、何を書くか、どのような形式にするかは決まっていないのです。
主に自分が認知症になった場合の財産の使い方や、延命治療を望むかなどを書くことが多いです。
お医者さんも、本人の意思表示ができない場合は、どう治療したら良いか判断に迷うようです。

方式については、法律で形式が決まっていない場合に、文書の内容の真正を担保するために公正証書があるため、公正証書で作成しておくことがおすすめです。

リビングウィルの作成も行政書士に依頼してみてはどうでしょうか。