設立される数の多い株式会社設立の手続きについて書きます。
株式会社の設立手続きには発起設立と募集設立があります。
発起設立では発起人のみが株式を引き受けます。
行政書士の受ける仕事はほとんどこちらの手続きなので、この手続しかないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、募集設立という手続きもあります。
募集設立は発起人以外にも株式の引受人を募集するので、利害関係人が増え、設立関係者以外にも影響が出てくるため手続きも厳格になります。
通常、知らない会社の設立時株式の引受人は見つかりにくいので、行政書士に仕事が来る株式会社は発起設立で設立手続きをすすめることが多いです。
そのためネット上でも募集設立の説明が書かれていなかったり、話題にされることが少ないのです。
募集設立では創立総会なども開かなければならないため、小規模で開業する株式会社の場合には、あまり向かない手続きといえると思います。