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創業資金 その2

自己資本と他人資本

元手となるお金は、返済しなくてもよい自己資本と返済しなければならない他人資本に別れます。

自己資本

返済しなくてもよい自己資本の調達手段としては株式の発行や予め直接お客さんから商品やサービス代金を集めて商品やサービスの提供を行うクラウドファンディングなどがあります。
クラウドファンディングについては資本ではなく、取引代金の前受だという意見もあると思いますが、会計上の処理はひとまず置いて話を進めます。
株式は公開会社でないと株式の引受人を探すのが難しいですし、クラウドファンディングはすでにその商品やサービスを提供したことがないと、実際に資金調達ができた時に本当に商品やサービスを提供できるのかという問題があるため、創業時には難しいと思います。
創業時に自己資本の調達は難しいということになりますが、「調達」という言葉には通常他からもってくるという響きがあり、自分で資金をつくれるなら、そもそも調達する必要はないとも言えるので当然なのかもしれません。

他人資本

そこで返済しなければならない他人資本での資金調達ということになりますが、方法としては社債の発行と借り入れが考えられます。
社債は名前がある程度知れた会社でないと社債での資金調達は現実的ではありません。
結局、借り入れで資金調達することが無難な方法ということになります。
話の内容は想像がつくと思いますが、現実的な借入先を次回書きます。

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