昔はめずらしかった国際結婚も、今ではめずらしいと感じる人は少ないのではないでしょうか。

元々日本の婚姻制度では当事者の意思の合致が重視されているので、国籍を超えて結婚するのは何ら問題ありません。

ただ、日本のように婚姻や離婚の意思があり、届け出をすればよい国に住んでいると、他国の事情をよく知らないまま結婚してしまいがちです。

特に、離婚が認められていない宗教というものが存在します。

例えばカトリック(カソリック)では離婚が認められていません。
フィリピンなどでは外国人と結婚している場合、外国の法律で離婚が認められれば、フィリピンでも離婚が認められるという制度があったりするのでなお複雑です。

キリスト教自体大変メジャーな宗教ですが、信者でないとなかなか事情もわかりません。

カトリックで教会にいるのは神父さんです。
プロテスタントで教会にいるのは牧師さんです。
日本でもお坊さんをすべて和尚(おしょう)さんと呼ぶと失礼になることがあります。

国際結婚する場合も、相手の国の文化や法律制度などの情報も少しは入れておいた方がよさそうです。
そうでないと国と国の境界に立たされてしまうことになりかねません。