今騒がれている森友問題や加計学園の問題といった学校絡みも仕事と関連があります。
学校法人の許認可も行政書士業務の一つです。
会社や一般法人では定款を作成しますが、学校法人では今も寄附行為を作成します。
昔は財団法人の設立の場合なども寄附行為と言っていましたが、現在は一般法人なら会社と同じように定款という言い方に変わっています。
学校法人で寄附というとお金を寄付することかと勘違いする人もいるかも知れませんが、会社の定款と同じようなものだと思っていただければわかると思います。
学校法人の場合、特に補助金や助成金が絡むと作成する書類はかなりの量になります。
森友学園の報道で書類の束をご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、そのぐらいの書類を作れるぐらい熱意がなければお金をもらって教育事業に参加するなということなのかもしれません。
実際には教育への熱意よりも欲の方が勝ってしまったということでしょうか。
学校絡みでは他に奨学金を取り扱う場合、奨学金の内容によっては貸金業の登録も必要になることがあります。
やろうとしていることと必要な許認可が結びつきにくい場合、知らずに違法な営業をしてしまうということが起こりうるので注意が必要です。