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需要が伸びても税はそのまま

猛暑が続いています。

誰しも外へ出歩きたくない、家の中であまり火を使いたくないということで、出前の需要が伸びているのだそうです。
猛暑が経済にも火をつける事になるんでしょうか。

長期金利も上がって来ました。
ハイパーとはいかないまでも極端なインフレが来ないことを祈ります。
出前といえばもう一つ重要な話題があります。

これから消費税が増税されますが、軽減税率が適用されるものに出前などのデリバリー商品が含まれています。
お店で食べるよりも、出前や持ち帰りの場合の方が低い税率が適用される予定です。

低いというとどのぐらい得するのかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今と変わらない8%です。

8%の商品やサービスの需要の伸びより、消費税納税義務が生じる課税事業者になるかどうかの方が成長途中にある事業者さんは気になるかもしれません。

消費税10%というと大きいですね。

もちろん消費税は元々懐に入るお金ではありませんし、課税事業者となっても預かった消費税と支払った消費税の差額を納税するので売上の10%まるまる支払わなければならないわけではありませんが、仕入れ時には支払っているので手元の現金に重くのしかかってくるのは確かです。

売る方も買う方も動きが鈍くなると、物の値段が上がっても経済が上向くとは限りません。

超高齢化社会だと増税はやむを得んませんが、この辺が経済政策の難しいところです。

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