旅行に関するお仕事の2回目です。
旅行業者が決まったら、次は目的地に出発です。
空や海もありますが、身近な許認可で言えばバスでしょう。
道路運送法上の申請が必要です。
例えば貸切バスでいうと許認可取得のポイントとしては他の許認可業務と同じように人・物・金の要件を満たす必要があります。
申請の流れをザックリ書くと次のようになります。
営業資金を用意し、車庫、車両を整え、運行管理者や整備管理者を確保し申請に入ります。
法令試験が実施され申請者が合格すると運輸局による調査が実施されます。
調査や申請内容に問題がなければ許可書が交付されます。
料金設定書などを添付して運輸開始届を運輸局に提出し営業開始となります。
バスにも車庫証明にあたるものはありますが一般車と同じ車庫証明ではありません。
事業用自動車等連絡書と言います。
これがないと緑ナンバーを取得できません。
白ナンバーの車両では当然営業はできません。
許可を取得した後も定期的に巡回指導も入るため帳簿類をきちんと整えておく必要があります。
平成29年4月から一度許可を取得しても5年毎の更新制に法改正がなされています。
このような流れを経て営業しているバスを利用して旅行に出かけることになります。
旅行会社の募集するパック旅行のメリットとしては団体客が見込めるため、立ち寄る飲食店や宿泊施設などを割安で利用できることが挙げられます。
日帰り旅行などはレンタカー代とあまり変わらないぐらいの料金で食事やお土産まで付いているものもあります。