北海道の地震で、北海道では停電が続いています。
台風の時の関西空港でもそうですが、電力供給が滞ると生活機能は麻痺します。
原子力発電や火力発電は災害時に停止されることが多いので、発電方法を多様化しておいた方がよいように思います。
同じ停電でもよりローテクに近い方法であれば、復旧を早く図れると思います。
金融商品を選ぶ時に複数のものに投資してリスク分散させるのは投資の常識です。
電力などライフラインに関わるものは、いくつか方法を分散させないと、大きな災害に対応できないと思います。
もちろんわざわざ複数の発電方法にすることは効率が落ちコストもかかるかもしれませんが、原子力に依存するのはとても危険なことだと思います。
何か一つの方法に頼ると関西空港を結ぶ橋のように、それが使えなくなった場合にとても脆い状態になってしまいます。
電線を地下に埋めることも検討されていますが、地上でも電線が切れれば危険ですし、地下でも埼玉県で送電設備が火災になった時に東京が停電しました。
どちらもメリット、デメリットがあるので災害のダメージを受けにくいとか復旧がしやすいなどの視点をもってライフラインを整えていかなければなりません。
インターネットは元々、回線が分断されても情報伝達ができるように軍事技術の一環として開発されたものでした。
特定のルートで電力が供給できなくてもインターネット回線のように迂回して電力供給できる技術ができないものかと思います。
もちろん現在の設備でも似たような機能があると聞きますが、本格的に開発に取り組めばもっと高機能になるような気もします。
災害時は送電されている状態も危険なため、電力が送られないようにすることも重要ですので電気の流れを今以上にコントロールする技術が必要なのだと思います。
電力が自由化されたと言ってもまだまだ限られた企業が重要な役割を担っているので、政治政策と協同して災害に強いライフラインの整備を進めてほしいものです。