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黒字廃業と仕事の集中

田舎でタクシーを利用しようとすると都会のように走っていない。

近くのタクシー会社に連絡して来てもらうというのが田舎の相場でした。

ところが最近タクシーを呼ぼうにも近くにタクシー会社がないという地域も出てきています。

事業が成り立っていてもあと継ぎがいなくて廃業というケースが増えています。

これはタクシー業界に限ったことではなく、スーパーや個人経営のお店でも多くなっています。

人口密度が低いので大手資本も出店に二の足を踏んでいます。

過疎化はだいぶ前から言われていたので地方ではしょうがないという声もあると思いますが、これが都市部にまで広がっています。

東京や大阪でも小規模店舗の数が減っています。

大手資本との競争にさらされ黒字を保っていても、とても子供にあとを継がせる気になれない、子供もあとを継ぐ気になれないという状態なのだと思います。

少子化といわれ続けているので、これがあと十年、二十年と続けばそもそもお店をやろうとする人間の数自体も減ってしまいます。

反対に個人事業主などで営業をしていると周りが消えていくので地域の仕事が集中するという話も聞こえてきます。

そもそもどこへ頼もうかという選択の余地がないのです。

そこへ頼むしかないという状態です。

人口密度が低いので営業効率は悪いと思いますが、休みが無くなるということも考えられます。

もちろん地方で営業すれば必ず仕事が来るというわけではありませんが、物はネットで買える時代ですが、人からサービスを受ける必要がある事業では頼む先があるだけマシという状態に近づいています。

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