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秘密の質問もまた答えなり

仕事でいろいろなサービスを利用しているとIDやパスワードをたくさん管理しなければなりません。

パスワードの管理ツールなどもありますがセキュリティを考えると利用しにくいということを以前書きました。

IDとパスワードだけでも大変なのですが最近「秘密の質問」と「答え」を設定するサービスが増えています。

しかも秘密の質問が自動的に表示されて答えを入力するだけならまだ良い方で複数ある質問の中から自分が答えを設定した質問を選ぶ必要があるサービスもあります。

こうなってくると「秘密の質問」が単なる質問ではなく一つの「答え」になります。

自分が答えを設定した質問を選ばなければ本人の利用と認められないからです。

たくさんのIDとパスワードを管理し、他のサービスでも秘密の質問を設定しているのにどの質問にどの答えを設定しているかを管理するのは大変です。

個人での利用なら自分の方針である程度簡略化できますが、仕事での利用の場合はお客様への影響も考えられるためきちんと設定しなければなりません。

特に注意しなければならないのは利用開始時や設定時に秘密の質問がどういう時にどのように表示されるかわからないことが多いことです。

いざ秘密の質問への回答が必要になった時、複数の質問から正解の質問を選択しなければならないと答えどころかどの質問に答えを設定したのか覚えていなくても不思議はありません。

秘密の質問自体異なるサービスでも似たような質問であることが多いことも混乱の原因となります。

パスワードなどは再設定が可能なことが多いですが再設定の際に秘密の質問が表示されたりします。

その秘密の質問を再設定しようと思っても簡単には再設定できないサービスもあります。

画面などに表示されるようにサポートセンターなどに頼るのも一つの方法だと思います。

不正な利用が防げるケースと本人が利用できなくなってしまうケースではどちらが多いのか気になるところです。

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