昨日、偽造在留カードの製造の拠点が摘発されたことを書きました。
その中で失効確認が簡単にできるので精巧に偽造してもあまり意味がないと書きましたが、これは法務省入国管理局の在留カード等番号失効情報照会というホームページで在留カード等番号や有効期間を入力することにより在留カードが失効しているかどうかの確認ができることを意味しています。
現在メンテナンスのため利用できない状態ですが、失効確認ができるようになっています。
ところが偽造在留カードの中には有効な番号を使って偽造しているものがあります。
そのため在留カードに記載されている番号だけでは偽造かどうか見抜けない可能性もあります。
ただ最終的にはほとんど偽造かどうかの区別はつきます。
公開されている情報ですので秘密でも何でもないのですが、その方法を書くことで新たに対策がされた偽造在留カードができても困るのであえてここでは書きません。
要は在留カードの提示を受けてどこまで調べるかという問題になります。
これまでは番号による確認でほぼ大丈夫と思えたのですが、きちんと調べなくては危険なほど精巧なものが出回っているということがわかりました。
在留カードの本人確認も仕事になるのではないかと思えるほど見た目では区別がつきにくいのが現在の偽造在留カードです。
今回摘発された偽造の拠点で押収されたのは2から3千枚分ですが、偽造されたものがどのぐらい出回っているのか不明です。
在留カードや在留資格の有効性を含めた本人確認というサービスを提供業務として掲げようかと本気で思うぐらい精巧な偽造在留カードが出回っておりますのでご注意ください。
