行政手続きの電子化が進んでいます。

いわゆるデジタルファースト法案が検討なされています。

デジタルファースト法案の検討により行政手続きのオンライン化が進められます。

行政手続きのオンライン化により「はんこ」を使用する場面が減ると言われています。

その他に氏名に使用される漢字が減るかもしれません。

オンライン手続きに登録されていない外字を使用してしまうと手続きを電子化する意味があまりなくなってしまうからです。

そのため現在氏名に使用されている漢字よりも少ない数の漢字に置き換えなくてはならなくなります。

もちろん本名を変える必要はありませんが、あくまで手続き上は置き換えた上で続きを進めることになりそうです。

どのくらいの数の漢字になるかというとJIS約1万字を使用する方針のようです。

どこからこのJISの文字数への限定が出てきたかと言えばスマートホンで表示できる漢字の数ということです。

つまり行政手続きをオンライン化することによりスマートフォンで手続きができる状態にするのが目標のようです。

ただ、スマートフォンの性能は上げようがあるので軽くJISの水準を超える漢字は表示できるようになるはずです。

現在スマートフォンで表示できる水準というだけでなく役所の処理の都合も考えていると思います。

人間が学習する際に数が多すぎるのでこれまで常用漢字などに限定されてきましたがITの進歩により手書きする必要が少なくなっているので機械入力なら複雑な漢字でも良いように思います。

それでも処理の手違いなどは生じると思うのである程度限定する必要はあるのかもしれません。

電子化が進むことにより漢字文化が劣化していくような気もします。

象形文字である漢字が単なる記号になっていくような寂しさもあります。