ドローンの事故のニュースはたまに聞きますが、全国でどのぐらい事故が起きているのかまとめた情報は案外少なかったように思います。
西日本新聞による国土交通省や農水省への取材により詳しい情報が伝わってきました。
1996年からの情報なので大分古いものも含みますが、過去にドローンで3件の死亡事故が起きています。
ほとんど操縦者か操縦者の関係者が死亡していました。
死亡事故以外のデータとしても国土交通省が2015年の12月から事故件数を集計したデータがあります。
死亡事故以外の物損事故や墜落、変わった事故としては航空機への接近も9件ほどありました。
空港付近で目撃情報があったため旅客機の着陸に遅れが出たこともありました。
物損事故は13件ありました。
ドローンの規制が厳しくなるのもやむを得ませんが、もう一つ気になるのはドローン活用への影響です。
物流を始め様々な利用方法が検討されていますので規制が厳しくなり活用範囲が狭まる可能性もありますが、実用で利用されている現場で事故が起きることもなんとかしなくてはなりません。
この辺は自動車の自動運転の技術の活用などにより人に接近しすぎないような工夫もできるのではないかと思います。
もう一つ気になるのは空飛ぶクルマなどドローン技術を活用した有人型のドローンの安全性です。
無人機の操縦でも事故が起きてしまうと人が乗れるタイプの安全性をどのように確保するのか気になってしまいます。
飛行機も事故が起きれば飛び続けることは難しいですがグライダーのように滑空できる可能性はあります。
ドローンの形状で人が乗っていると事故が起きたときに助かる気がしません。
ヘリコプターも同じようなものかもしれませんが、オスプレイのようにはなってほしくないと思います。