サイトアイコン リーガルコネクト行政書士事務所のブログ

(+)+(-)=0 or (+)×(-)=-

日本の経済関連の記事を書いたときにいろいろな商品が値上げされインフレ傾向が出てきたということを書きました。

そのそばから中国経済が減速していることや米中の貿易摩擦の結果、中国での鉄鋼や産業資材の在庫がだぶつきデフレになるのではという話が出ています。

アメリカと中国がお互いに高い関税をかけあえばそれぞれの商品が売れる市場は減りますから余剰在庫は出てくると思います。

それに加え中国経済が減速しているので需要が減り始めているのです。

ただし今値上げされている商品については直ちに値段が戻るとは思えません。

つまり一部商品は値段が上昇傾向になり、中国やアメリカへの行き場がなくなった商品については日本が安く購入できる可能性が出てきたということです。

その結果インフレ傾向になるのかデフレ傾向になるのか非常に読みにくい状況です。

普通に考えれば通貨価値が下落すれば物の価値は上がっているのと同じ状況なのでインフレ傾向と外国の経済問題によるデフレ圧力が相殺しあって差し引きゼロもありそうですがそうはならないような気がします。

製品は日々生産されるものなので余剰在庫が出たとしてもそう長くは続かないはずです。

長期に渡り安く日本などへ製品を売り続ける前に倒産する企業が出てしまうということになるのではないかと思います。

米中の経済が悪化すれば日本だけでなく諸外国の経済にも影響します。

インフレ下での景気後退つまりスタグフレーションという可能性もありうる状況になってきています。

モバイルバージョンを終了