名古屋のカレー店店主の外国人が雇用証明書偽造の容疑で逮捕されました。

60万円で依頼を受けてコックとして雇っていない同郷者に嘘の雇用証明書を作成して技能で在留資格を更新し1年の在留資格を取得させた疑いです。

頼んだ方は容疑を認めていますが頼まれた方は容疑を一部否認しているようです。

学校など公的機関であれば偽造した書類かどうか確認のしようがあるかもしれませんが、日本にお店がありそこで雇っていると言われると見抜くのは難しいです。

お店が実際にあってコックさんとして雇いたいと言われればそれは同じ国の人間でなければその国の料理をつくることは難しだろうと思ってしまいます。

書類自体に偽物とか本物とかがあるわけではありませんし、偽造書類を頼んだほうが料理が得意だった場合は尚更です。

もし行政書士としてこのような申請に巻き込まれたら大変です。

知っていて申請しない限り共犯にはならないでしょうが、確認の仕方によっては懲戒処分を受けてしまう可能性があります。

行政書士の中には依頼を受けるのに非常に慎重な人がいるということもわかる気がします。

ただ不謹慎かもしれませんがこのニュースを聞いて羽振りがいいなと思ってしまいました。

1年いられればもっとお金が稼げるということなのでしょう。

取れないはずの在留資格ですからある程度お金を出さなければと考えるのでしょうが、在留資格の更新ではなく添付書類の雇用証明書だけで60万円ですから。

ある程度の報酬を払っても高くないと思われる仕事ができるように精進したいと思います。