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ドローンによる監視が難航

ドローンが様々な分野で利用されています。

ちょっと変わった利用法をご紹介いたします。

それはアワビやナマコの密漁の監視に使われているのです。

ただ、その監視用のドローンの導入がなかなか進まないのだそうです。

一つはカメラ付きドローンの値段がまだまだ高いというコストの問題があります。

コスト以外に法律上の規制の問題があります。

密漁をする人間は他の人に気付かれないように夜間に活動することもあります。

そのため監視をするには赤外線カメラを付けて夜間に飛行する必要がありますが通常ドローンの飛行許可は日中安全に飛行できる時間帯でないと出ないことが多いのです。

例外的に地方航空局長の許可承認があれば飛ばすことは可能です。

それでも昼間と同じというわけには行きません灯火をつけてそれが視認できる範囲でしか飛ばせないなど昼間とは異なる制限も出てきます。

もう一つは肖像権の問題です。

カメラ付きドローンには人関係ない人間が写ってしまうことがあるため監視カメラを載せたドローンが飛行しているという内容の看板を設置し周辺の住民に知らせる必要があります。

これをやってしまうと当然密猟者にもわかってしまいます。

そこで私が考えたのはカメラ付きのドローンを飛ばさず看板だけ設置するるという方法です。

これならコストはあまりかからず密猟者もその場所を避けるかもしれません。

ただ場所を変えるだけでは根本的な解決にならないので問題はそう簡単ではなさそうです。

もし屋外に看板を設けるならそれも行政書士の仕事のひとつなのでどこかの事務所に仕事が舞い込むかもしれません。

残念ながら弊所は海の近くではないので仕事には繋がりそうにありませんが、ちょっと変わったドローンの利用法をご紹介してみました。

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