ブラックホールの撮影に成功したと話題になっています。

ブラックホールは存在こそ知られていたものの見えないので確認することが難しかったのです。

それが目に見える形で撮影されたのです。

ブラックホールは光さえ出てこられないので影絵のようにして撮影したのだそうです。

専門家が出演者の疑問に答える形式で回答している番組を見ました。

その中でブラックホールの中にゴミを捨ててその時に出る熱エネルギーで発電するというアイデアがあると言っていました。

これを聞いて素人の私は疑問に思うことがありました。

ブラックホールは何でも吸い込んで出てこられないので中心には巨大な質量があります。

エネルギーは質量に比例するのでブラックホールの中心には巨大なエネルギーがあることになります。

吸い込んだものがエネルギーとして存在しているのにどうやって取り出すのかと思ってしまったのです。

しかし発電に使おうというのは吸い込まれるものが出す熱なのです。

ここで熱の伝わり方に三種類あることを思い出す必要があります。

熱の伝わり方としては伝導、対流、放射があります。

伝導と対流は物質を伝わっていくので物質がないと熱は伝わらないためブラックホールに全て吸い込まれるなら熱を伝えるものも出てこられないことになります。

残りの一つ放射は熱を伝えるものが必要ありません。

そのため放射による熱エネルギーを使うということなのだと思います。

熱源に近づくと熱くなるのが放射です。

地球上ではこれも温められた空気が伝わって来る感じがするので伝導や対流のような気がしてしまいブラックホールから熱が取り出せるのかという疑問を持ってしまったのです。

しかし放射には空気の存在が必要ないことがわかります。

空気のない宇宙空間で太陽の熱が伝わってくるからです。

ただし熱が利用できそうだとわかっても実際に発電することは難しいと思います。

地球に一番近いブラックホールでも3000光年以上離れているそうです。

発電装置を今すぐ光速のロケットで飛ばしたとしても到着するのは3000年後です。