いろいろな分野で技術が進歩しています。

警察捜査などでDNA鑑定が行われているという話は聞いたことがあると思います。

少し前まではDNA鑑定の精度に問題があり偶然DNAが一致しているように見えてしまう場合や鑑定精度に問題がある場合がありました。

今ではその精度がかなり上がってきています。

警察の捜査などでDNA型が偶然一致する場合はかなり低いものとなっています。

今回そのDNA鑑定で東日本大震災の犠牲者の身元が判明しました。

今回身元が判明した方は石巻市の防波堤近くで遺体が見つかっていたのですが身元がわからず警察が似顔絵などを公開していました。

その公開情報を見た従姉妹の方が身内に似ていると警察に連絡したそうです。

その際に使われたのが犠牲となった方が2009年に出した手紙です。

手紙を出す際に貼った切手に付着していた唾液からDNA鑑定を行い身元が判明したそうです。

約10年前の切手ですから当然切手を舐めたとしても乾いているわけです。

その切手からDNA鑑定ができるのですからすごいと思います。

刑事ドラマなどの影響で一般の方は体の一部があればすぐにDNA鑑定ができると思っているかもしれませんが髪の毛などがあっても難しいこともあるようです。

毛根に当たる細胞などが残っていないとDNAを取り出すことは難しいようなのです。

ですから素人が考えるよりも手がかりにできるものは少ないはずなのですが唾液などであれば10年前の切手からもDNAを取り出せる事があるのだと思います。

仕事で郵便物を出すことはありますがほとんど切手を舐めることはありません。

プライベートな郵便物だけでも切手は舐めて出そうかと思ってしまいました。