はやぶさ2が小惑星リュウグウへ2度目のタッチダウンに成功しました。
計画どおりの動きができたようです。
はやぶさ2は2018年6月にリュウグウに到着しています。
今年2月に1度リュウグウにタッチダウンを成功させ試料を採取しています。
1度目のタッチダウンが成功し試料も採取できたので2度目は諦めるという選択もあったようですが、はやぶさの状態などからJAXAは2度目のタッチダウンを選択しました。
事前に金属球を打ち込み人口クレーターを作り出し地下の岩石を飛び散らせます。
この飛び散った地下にあった岩石を2度目のタッチダウンで採取しました。
今年の年末ごろリュウグウを離れる予定です。
来年年末に地球に採取した試料を届ける事になっています。
今回は初めて小惑星の地下にある岩石が採取できたので惑星誕生時の様々な情報が得られる可能性があります。
初代はやぶさは惑星イトカワから試料を持ち帰っています。
両方の岩石から得られる情報から生命誕生の秘密がわかってくる可能性があるのだそうです。
昨年、地表面の状態がひどくて1度目のタッチダウンのリハーサルを延期したもののその後はほぼ順調にミッションを実行しています。
はやぶさ2はリュウグウとほぼ同じような軌道で動いています。
リュウグウは地球よりも太陽の周りを大回りしています。
地球の公転軌道よりも大分外側を公転しているのです。
そのため最初の1年はスイングバイ航法により地球の引力を使ってリュウグウとほぼ同じ軌道に乗ることに使われました。
ロケットのように目的地まで直進するわけではないのです。
帰りは太陽の周りを1周弱回った後に地球に戻ってきます。
来年末無事地球に戻ってくることを祈ります。