オリンピックの準備が進んでいます。
開会式の会場となる国立競技場の建設もほぼ完成しています。
大会に向け交通規制も試験的に実施されています。
テスト的な交通規制は7月24日と7月26日に実施されました。
選手村や競技会場の近くの首都高速道路の入口を4箇所終日で閉鎖したそうです。
通勤時間帯には最大で33箇所を閉鎖しました。
首都高が使えなくなったら大混乱になるような気もしますが、要は首都高ができる前の状態に戻るということです。
使えるのが当たり前になっていると使えない方が不自然に感じてしまいます。
昔と違うのは交通情報などがリアルタイムで入手できることです。
カーナビなども機種によってはリアルタイムで渋滞情報を元にルートを選択します。
この辺が首都高ができる前の時代と異なる点でしょうか。
24日は例年よりも交通量が7.3%減、26日は6.8%減の交通量でした。
1日の交通量はだいたい100万の一桁台です。
オリンピックの開催時は最大で1日7万台の車両増を見込んでいるようなのでなかなかの実績だと思います。
規制による交通量減と大会車両の増加分が上手くバランスできているのです。
あとは数値どおりに運営計画を実施できるかです。
テスト規制の実施により交通量が減ったことよりも例年の交通量がわかっていることの方に少し驚きました。
大会組織委員会はこのテスト規制から得られた情報を分析し選手の輸送運営計画を作成するそうです。
災害時にも首都高が閉鎖される可能性があるのでこれを機に災害時の交通確保の検証もした方が良いような気がします。