洋菓子店の倒産が増えているというニュースが流れてきました。

今年の8月だけでも街のケーキ屋さんが30件倒産したそうです。

原因はいくつか考えられますが人手不足による人件費の高騰や小麦やバターなどの原材料費の高騰などが考えられます。

コンビニなどで気軽にスイーツが買え各社しのぎを削っているためコンビニスイーツのクオリティがアップしていることも原因かもしれません。

どこで何を買うか消費行動の変化が洋菓子店から足を遠のかせているように見えます。

私は他の原因としてインスタグラムの存在を付け加えたいと思います。

洋菓子店は味に工夫や変化をつけるものの見た目は伝統的な洋菓子が多いように思います。

これだけインスタが流行っていると見慣れた洋菓子を写真にとって投稿しようと思う人の数はそれほど多くはないように思います。

わざわざインスタ映えするスイーツを買い求める層がいることを考えるとこのような行動を取る人とその投稿に影響を受ける人が洋菓子店から遠ざかっているのではないかと予想することができます。

以前は食事は自炊だろうが外食だろうがスイーツはケーキ屋さんという人も多かったように思いますが回転寿司などではケーキも食べることができてしまいます。

人口が減るということは胃袋の数が減るということでもあります。

かつては特定の分野に特化したお店が多かったように思いますが客単価を上げるためにスイーツも扱うお店が増えています。

これまで棲み分けを行ってきた飲食業界の生態系が崩れ始めているのかもしれません。