来年のオリンピック、パラリンピック開催に向けて受け入れ体制の強化が課題となっています。

通常の観光客とは別に選手はもちろんオリンピック関係者、マスコミ、観客と来日者が増えることへの対応が求められているのです。

空港では成田空港の一部で電子ゲートが運用され始めています。

特に通関業務では乗客と職員との間のトラブルで職員が疲弊しており退職者も出ているという状況です。

このような事態を改善するのに役立ちそうなのが電子ゲートです。

政府は成田空港だけでなく全国の7空港に電子ゲートの設置を拡大する方針を決めました。

本人確認を効率化するだけでなくAI(人工知能)を活用した薬物や不審物のチェックなども行う予定です。

機械でのチェックなので人種、性別、年齢、服装などで惑わされることがないので人間では見落とすかもしれない密輸なども発見できるかもしれません。

電子ゲートでは入国者がスマートフォンの専用アプリに申告内容を入力し生成されたQRコードとパスポートを端末にかざすとで通関での申告を済ませることができます。

何も問題がなければ手荷物を受け取り顔認証ゲートを通過することができるようになります。

通関の職員にとっても詳しく調べるのはシステムに引っかかった人になるので文句を言われる割合は格段に減るのではないでしょうか。

今までは怪しいかどうか中身を見せてもらって判断することになるので乗客とトラブルは避けられない仕事であったと言えるでしょう。

新しい技術で入国する方も審査する方も気持ちよく手続きが進むようになることに期待したいと思います。