台風などの自然災害が相次いでいます。
いろいろなところに影響が出ています。
火災保険の保険料が引き上げられることになりそうです。
保険会社の保険料は参考純率という数値を元に決められていることが多いです。
参考純率と保険契約者に適用される保険料は別物で参考純率自体に使用義務はありませんが事実上保険料に影響を与えます。
損害保険料算出機構が参考純率を引き上げるため金融庁に届けを出すことになりました。
これが通れば実質的に来年から保険料が引き上げられることになります。
昨年も西日本で大きな自然災害があったため損害保険各社の支払額は過去最大となっています。
今年も自然災害が発生し去年を上回るかもしれません。
千葉県で打ちっぱなしのゴルフ場設備が壊れ住宅に被害が出ました。
当初ゴルフ場側は補償すると言っていたようですが一転自然災害なので保険でなんとかしてほしいと言い始めたようです。
その後解体業者から善意で解体工事を行うという申し出があったり事態の収拾に紆余曲折しています。
考えてみれば住民の方はゴルフ場設備に家を壊されたとしか思いませんがゴルフ場側からすれば自然災害でゴルフ場設備を壊されたということなのです。
悪者がいないタイプの民事の問題と言えます。
このような事態ではお金だけでもあれば少しは状態を立て直しやすくなります。
どのような場合に保険金が支払われるのかよく確認して保険商品を選べば急場はしのげるということになりそうです。
天災は忘れた頃にやってくると言われたものですが今の日本では忘れないうちに立て続けにやってきています。