AEDについての興味深いデータが出てきました。

AEDとは自動体外式除細動器を言います。

自動体外除細動器と言われてもそれ自体がピンとこないかもしれません。

要するに不整脈や心停止状態に陥った場合に心臓の状態を正常に戻す器械のことです。

オレンジ色の機器を見たことがある人も多いと思います。

このAEDについての興味深いデータとは国立循環器センターが発表したデータです。

AEDによる心肺蘇生を行った場合、救急隊の到着までに心拍がもとに戻らなかったとしても後遺症を減らせる可能性があるというものです。

消防庁のデータをもとに研究チームが解析したデータによると心停止が起こった事例のうち約6割がAEDによる心肺蘇生の対象となる事案だそうです。

このうち心臓マッサージや人工呼吸を行ったケースとAEDを併用したケースでは30日後の後遺症の出方に違いがあることがわかりました。

後遺症が少なく自立した生活が遅れる割合が心臓マッサージや人工呼吸のケースでは23%、AEDを併用したケースでは38%と約1.5倍の違いが在ることがわかりました。

AEDを使用するには音声ガイドに沿って操作することもできますが消防署が使用方法を体験する講習会などを行っている場合があるので参加してみるもも良いかもしれません。

私はまだAEDを使用した経験はありませんのでそのうち講習会に参加してみようかと思っています。

他人を心肺蘇生するときの心配だけでなくなるべく自分がAEDのお世話にならないように健康状態にも注意しようと思います。