ドローンの活用が様々な分野で進んでいます。

測量や農業、物流分野でも活用され始めています。

その中であまり目にしないのが水中での活用です。

通常空飛ぶドローンは飛んでいるところが目で見られますが水中ドローンは水の中なので目にする機会があまりありません。

その水中ドローンの活用例はというと小型潜水艇のような役割です。

これまで産業分野では人が潜ったり、潜水艇で海中や海底を調査してきましたが1回の潜水で相当コストがかかる場合もありました。

それだけでなく調査のための潜水では実際に潜ってみたら必要な情報が得られず調査の目的が果たせないということもありえました。

水中ドローンであれば今までのようなコストはかけずに海中での活動を行えるようになります。

産業分野でもますます利用が進んでいくと思います。

産業分野だけでなく学術調査などにも利用できるため今後水中ドローンの利用により新たな発見がなされるかもしれません。

空飛ぶドローンと水中ドローンの大きな違いはというと空飛ぶドローンは無線で電波を飛ばし操縦することが多いですが水中ドローンは接続されたケーブルを通じて操縦信号をやり取りすることが多いです。

周波数にもよるのですが空中で電波は直進性があり反射したりしながら伝わっていきますが水中では減衰してしまうため伝わりにくいのです。

音波は水中でも伝わりますが通信速度が遅く実用的ではありません。

そこでドローンにケーブルを繋ぎケーブルを通じで操縦信号などをやり取りすることになります。

このケーブルも曲者で水中で浮いてしまうと操縦性に支障が出るため様々な工夫がなされています。

ケーブルに代わる通信方法が開発される日が来るかもしれません。