昨年11月の家計調査の結果がわかりました。
なぜ11月かといえば10月に消費税が増税されその影響が心配されていたからです。
結果は消費支出は2ヶ月連続の減少。
増税のあった10月11月と連続で減少しました。
ただし11月は10月より減少幅が小さくなりマイナス5.1%となりました。
消費税が5%から8%になったときは消費支出はマイナス8%だったのでその頃より影響は少ないようです。
これは食品など一部増税の対象から外れるものやキャッシュレス決済などでの還元制度が利用されていることも影響しているのではないでしょうか。
具体的な減少幅の縮小要因としては食料、保健医療、教養娯楽分野への支出が堅調だった事が挙げられます。
携帯の料金引き下げの影響などもあるのではないでしょうか。
通信料金が下がると新しい機器で利用したくなるものです。
もう一つは5%から8%を経験し、8%から10%は麻痺してしまっているということも考えられます。
もう一つ個人的に思っているのは10%という数字です。
8%で具体的な金額を計算することは難しいです。
しかし10%だと商品価格の10分の1を足すだけです。
すぐに商品代金が頭の中で出せるというのも支払額が高くなったとはいえ安心感につながっているのではないでしょうか。
デフレの時代を経験し高額商品を購入する機会自体が減っているのかもしれません。
高額商品の代表である住宅もローン金利の低下により増税分の心理的な買い控えを吸収できているのかもしれません。