冬に入る前に暖冬になると言われていましたが本当に暖冬になってしまいました。

その結果オープンできないスキー場が多いようです。

全国での数字を挙げると約3割以上のスキー場がオープンできないでいるようです。

人口が減り産業構造の転換気に差しかかっています。

政府も含め産業界では観光産業に注目が集まっています。

中でもスキーリゾートなどの見直しが行われています。

ただこれまでもスキーブームの後にブームが下火になると倒産するスキー場もあったため急にスキーリゾートを盛り上げようとしても難しいことは想像できます。

それに加え温暖化と言われているので今年のような雪不足だともろに影響を受けてしまいます。

雪不足で問題なのはスキー場だけではありません。

スキー場などでは日本やや海外からのお客さんがお金を落としてくれないということが問題になりますが、雪国ではもう一つ重要な経済活動があります。

雪下ろしです。

雪が降ると雪下ろしが行われます。

家が雪に押しつぶされないようにしたり行き来する道を確保したり生活するためにはどうしても必要なことなのです。

年寄りの多い家庭はもちろんお金を払ってでも誰かにやってもらいたいという人がいます。

そのため雪国では毎年雪かきが立派な仕事として存在し、求人の募集もあるのです。

都市部での一日の労働とあまり変わらないぐらいの報酬が得られます。

雪不足ではこのような仕事も無くなります。

本来得られたはずの臨時収入が無くなると地元の経済も滞ることになります。

このような経済のマイナス効果は思いの他大きいのではないかと思います。