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事業者任せは事業者泣かせ

昨日記事の中で一部として書いたGoToイートキャンペーンを利用した鳥貴族でのポイント稼ぎに待ったがかかりました。

問題化したいわゆる「トリキの錬金術」とはGoToイートキャンペーンの利用に際しネットで鳥貴族のお店の席を予約し、お店で焼き鳥1本を注文して1000円分のポイントを貰うことで利用額との差額を稼ぐというものです。

低額の飲食物を購入できるお店ではどこでも起こりえます。

農林水産省は付与ポイント未満の利用を抑制するように各飲食店に対応を求めています。

具体的には予約サイトに座席予約に一定の金額での利用を表示したりコース予約にするなど各飲食店に予約サイトをつじての対応を求めています。

予約サイト側もノータッチというわけには行きません。

飲食店側の対応をチェックしなければならないとなればそれなりにコストもかかります。

キャンペーン開始直後からこのようなことがあると制度利用が失速することにもつながってしまいそうです。

普段は行政側の対応を批判したり不満を感じたりしがちですが、今回は持続化給付金やGoToイートキャンペーンでの不適切な利用が問題化しました。

給付行政に対して国民の側から不適切な利用が相次いでいます。

政治家や役人の不祥事があると政治や官僚腐敗などと批判されますが、今回は国民側のモラルの低下を指摘せざるを得ません。

災害時には秩序を守り冷静に対応できていると海外からも評価された日本ですが、給付行政の利用についてはモラルの低さを露呈してしまいました。

もちろん一部の人ではありますが制度を悪用する頭があれば、もっと他のことでお金を稼ぐ手段が思いつきそうな気もします。

貴族の振る舞いとはとてもかけ離れた結果になってしまいました。

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