鉄道ファンが以前よりも増えているような気がします。

実際車両などの改良もなされ以前よりも高性能な車両も導入されています。

他方で古い車両にもそれなりの魅力があります。

鉄道ファンは撮り鉄など様々なジャンルに分類され、その人の趣味によって鉄道との関わり方が異なります。

その撮り鉄が写真を撮ろうと線路内に侵入し列車を止めてしまうという事件が増えています。

写真を撮りたいという気持ちはわかるのですが、列車の運行に支障をきたすのは本末転倒です。

列車を止めてしまうと警察事案となります。

今から15年以上前、埼玉のとある駅のそばの踏切で歩くのが遅いおばあさんが駅に侵入しようとしている列車を止めてしまった現場に居合わせたことがあります。

ただ単に歩くのが遅かっただけなのですが、踏切内にいる間に遮断機が閉まってしまいました。

幸いその場所は列車がゆっくり侵入して来る場所だったので列車はすぐに止まり事故にはなりませんでした。

すぐに駅員が駆け寄ってきましたが本人は「大丈夫、大丈夫」と言って帰ろうとしていました。

駅員さんは列車を止めてしまうと警察を呼ぶしかないんですと言って困っているようでした。

最近認知症の人が同じように列車を止めてしまい家族に多額の損害賠償が請求されるという事案が発生しています。

分別がつく人ならあえてこのような問題を起こさないようにしてほしいものです。

一部の撮り鉄のみが起こす問題ですが、実際には書かれていなくても、自分が立っている場所が白線の内か外か区別できなければ真の鉄道ファンとは言えないのではないでしょうか。

撮り鉄でもない人が鉄道ファンに写真を売る目的で侵入しているという可能生もあります。

いずれにしても列車往来危険罪(刑法第125条第1項)という犯罪になりますのでご注意ください。