行政の無駄といえば、民主党政権下での事業仕分けが記憶にあります。
自民党政権でも同様の仕事は引き継いでいます。
本日から行政レビューによる縦割り行政の改善が進められます。
河野行革担当大臣は聖域なき行政改革ということを公言しています。
その言葉どおりになるのか注目したいと思います。
本日の行政レビューのテーマはひとり親世帯の貧困問題です。
収入面で低所得になりがちという問題だけでなく、補助金等の給付面でも認知の有無や離婚成立の時期によって現実の則さない運用が出てきてしまっているため問題になっています。
今後検討予定のテーマとしては教育のオンライン化の問題、再生可能エネルギーの利用の問題、航空自衛隊のF2戦闘機の後継機の開発の問題などが挙がっています。
政権政党である自民党からすれば公に取り上げたくないテーマもあると思いますので、かなり本腰を入れてレビューを行う気のようです。
民主党政権下では仕分けが進むには進みましたが思ったより無駄は少なかったように思います。
それだけ行政運用は難しく、どこかいじるとあちらが立てばこちらが立たずという問題が生じてしまうのでしょう。
一つ一つの問題の改善だけでなく、縦割りの打破ということを目標に掲げているので、そのための仕組みも上手くできていけば良いなと思います。
既存の運用の見直しはコロナ対策などの新たな政策にも活きるはずです。
殆どの業界が思ったように活動ができないというこれまでにない社会状況に対応しなければならないので是非レビューの成果で活かせるものは活かしてもらいたと思います。