行政手続きからはんこを廃止する動きが加速しています。

ほんこ業者以外に廃止についてほぼ反対者がいないことからも地方自治体での手続きからもはんこが廃止される方向で検討が進んでいます。

はんこ以外にも霞が関での慣行が変更されようとしています。

これまで中央省庁で行われていた文書ファイルをメールで送信する際にzipファイルに加工して送信することを廃止する方針が打ち出されています。

河野行革担当大臣が設置したデジタル行革アイデアボックスで取り上げられ、平井デジタル改革担当大臣との対話の中で決まったそうです。

これまで文書ファイルをzipファイルに加工しあとからパスワードを別メールで送信するということが行われているようですが、これを廃止するということです。

文書をzipファイル化するのは文書にはんこを押すのとにているというのが理由のようです。

ただはんこと文書をzipファイルにするのは異なるようにも思います。

文書をzipファイルに加工してパスワードを設定していたのですが、パスワードがそれほど複雑ではなくzipファイルの送信先と同じアドレスに送信しているため実質的にセキュリティを確保するために行われているとは評価できないということのようです。

文書自体にパスワード設定する必要があるものも実際にはあると思います。

個人情報は問題外としても行政文書の中でも誰が見てよいというものではないと思います。

誤送信された場合に読まれてまずいものはやはりパスワードは設定すべきなのだと思います。