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需要と供給のせめぎ合い

駅に降りてみて、駅前を歩くといろいろなお店が揃っていて便利だなと感じる場所があります。

飲食店だけでなく買い物ができてクリーニング屋や本屋、レジャー系のお店など生活に必要なお店がバランス良く揃っている所です。

かつては商店街などが地域の生活を便利にする役割を担っていました。

それが大型店舗の進出により商店街が寂れていくという現象がが起こっていました。

これとは別の変化が起きています。

新型コロナウィルスの影響により廃業する事業者が増えているからです。

これは空きテナントが増えるということでもあります。

元々高齢化などにより跡継ぎがいないため廃業が増えるという問題も存在していました。

これにコロナを原因とする廃業が加わると、コロナの影響を受けにくい業態でテナントが埋まって行くという現象が生じそうだという予測がつきます。

お店の生態系の変化です。

一旦埋まったテナントは他のお店を入れたいからどいてというわけにはいかないので、立ち退き交渉などするにしてもある程度時間がかかって変化していくことになるでしょう。

それまでは近くに住む人に便利なお店というより、営業しやすいお店が増えるということになるかもしれません。

このように書くと需要よりも供給側に都合が良いお店が増える気がしてきます。

ただ、営業が成り立つということはお客さんがいるということでもあるので、結局そのような店もお客さんにとって必要なお店、つまり需要があるお店と評価せざるをえないような気もします。

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