民間企業でのパワハラはよく聞く話になってしまいました。

パワハラがあるということは世の中にもだいぶ周知されてきた感があります。

今回明らかになったのは労働問題を取り扱う厚生労働省でハラスメント防止のための相談員を努めていた上司にパワハラを受けて退職に追い込まれた元職員がいたことです。

単に本人が元上司を告発したということではなく、民間企業でいう労災認定にあたる公務災害に認定されたのです。

このような問題では常識で事が運ばないことの難しさがあります。

このような問題が起き、上司が部下に腫れ物に触るように接すると、今度は逆に開き直る部下が出てくるという事態も起こりえます。

結局指揮系統がどこにあるかをはっきりさせるためにはパワハラ的な言動が出がちということになります。

背景には言う事を聞く聞かないという意思の問題と言われたことができるできないという能力の問題が別々に存在します。

さらに上司と部下の信頼関係という複雑な要素が加わってくると問題は1つのようであって1つではなくなります。

もっとマシな上司であればという部下と、もっとマシな部下ならという上司、両者の思いのどちらが正しいとは言いにくいケースも存在します。

1つ言えることは上司側の思いが多くの共感を得られる状況であったとしても、そこから出る言動が正当化されるということにはならないということです。

上司は感情をぶつける以外の手段を持たないと両者が不幸な結果になってしまいます。

責任を伴うから権限が与えられているのだと自らも再認識したと思います。