台東区のリーガルコネクト行政書士事務所でございます。

同じ台東区にある浅草が取り上げられている番組があったので観ました。

NHKスペシャルです。

コロナ下で資金繰りに困っている経営者と信用金庫の様子を取材したものです。

飲食店などはどこも厳しい状況となっていることはわかっていましたが、浅草で昔ながらのお店を維持している経営者の方々が売上が落ち込む中で雇用を維持していこうとしている姿が印象的でした。

ビジネスライクに言えば経営が苦しいなら人を減らさざるを得ないという判断になっても仕方がない状況なのだと思いますが、そこは下町の昔ながらのお店の経営者としての意地があるようです。

コロナという不測の状況下であっても商売や雇用は守るのだという矜持のようなものが伺えました。

信用金庫の方も貸すのが仕事ではなく回収するのが仕事というシビアな一面を見せる反面、地元密着型の金融機関なので地元のお客さんを守るしかないという厳しい立場も伺えました。

誰も得をしないコロナウィルスの流行ですが、厳しい環境の中でこれまでの商売に対する姿勢が数字以外のところにも現れてくるような気がします。

番組中でも近所の廃業したお店が映っていましたが、緊急事態宣言が解除されたものの時短要請により撤退を決断することもやむを得ないと思います。

自身の商売に対する執念のようなものが緊急事態下でどこまで粘れるかや対策として打ち出す戦略に影響してくるのだという印象も持ちました。