昨年の8月から名古屋出入国管理局に収容されていたスリランカ人の女性が収容中の3月6日に亡くなりました。

収容中に容態が悪化し、診察した医師から仮放免を勧める報告がありましたが、これに対する対応が取られていませんでした。

改正入管法が今国会で検討されている中、弁護士や支援団体などから人権問題であるという指摘がなされていました。

今日49日の法要が行われました。

ご冥福をお祈りしたいと思います。

亡くなられた女性の宗教は不明ですが、スリランカは日本と同じように仏教徒が多い国です。

入管施設では外に出るため、詐病などを使う人間もいると思いますが、実際に病気になってもおかしくない環境下で生活をしている外国人もいます。

改正入管法に反対する外国人の中にも待遇の改善を訴えている人達がいます。

このような外国人に便乗し在留資格を得ようとする外国人がいることも事実です。

ただ不当な対応を受け収容され続けている人がいることも事実です。

日本人個人が海外で評価される人道的な対応を取るとかなり長期に渡って他の日本人がそれをアピールし続けることがありますが、日本国内の施設でこのようなことが起こっても関心を持つ人はごく一部です。

かつて技術立国のように言われていた日本は、中国企業に買収される会社も出てきています。

人権感覚は中国より上という意識の日本人が多いように思いますが、その中国は新型コロナウィルスのワクチンの提供でスリランカから人権問題で公正な姿勢を高く評価すると感謝されています。

反日感情が過去の出来事が原因と言えなくなってきているのではないか心配になってしまいます。