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許可が不要であったとしても、してはいけないこと

ドローンを飛ばすには許可が必要ということをこのブログで再三お伝えしていますが、規制空域外では許可が不要な場合もあります。

場所だけで決まるわけではなく、規制区域外でも飛ばし方によって許可が必要になる場合もあります。

今回秋田県と岩手県の県境にある秋田駒ヶ岳でドローンを飛行させて、熊を人のいる登山道の方へ追いやってしまうという事態が発生していたことがわかりました。

単に熊をドローンで追跡していて、このような事態になったのかもしれません。

しかし明らかに人に対する危険が生じています。

目撃されたのは男性の2人組で、ドローンを飛ばしていた目的はわかっていません。

この辺りは規制区域ではないようですので、飛ばすドローンの大きさによっては許可が不要ということも考えられます。

ただ、高山植物が生い茂っているため、文化財保護室に許可を申請しなければならない可能性もあります。

更に立ち入った目的によっては入林届けが必要になる場合もあります。

何より許認可や届け出の条件をすべて満たしていたとしても、人の安全を害するような行動を取るべきではありません。

他者への危害の少ない場所での自分と熊との関係しか頭に浮かんでいないのかもしれませんが、自然公園管理員も現場でこの人達を目撃していて、登山者への危険を感じたそうです。

最近熊による被害が相次いでいますが、熊の生息地域に立ち入ったうえでのこのような行動は尚更危険です。

熊にカメラを付けた映像を見たことがありますが、普段の熊は木の実などを食べ、人を襲うような生活はしていません。

熊にとっても人に出会って襲うというのは事故のようなものなのです。

仮にドローンの飛行についての許可が不要であったとしても、このような行動は控えるべきです。

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