許可を受ければドローンを飛ばすことができますが、上手く飛ばすことができるかどうかは機体の性能と、操縦の腕にかかっています。
このうち機体の性能は飛行性能だけでなく、どれだけバッテリーがもつかということも重要です。
バッテリー性能を上げることについては、いろいろなメーカーが開発競争を繰り広げています。
バッテリー性能を上げる以外の研究も進んでいます。
今回、筑波大学の研究チームが5Gの電波を使って飛行中のドローンに給電することに成功したと発表しました。
いわゆるワイヤレス給電です。
5Gでワイヤレス給電といってもスマートフォンの充電方法の話ではありません。
残念ながら、まだドローンを飛ばすだけの電力は供給できないようです。
つまり実験結果としてはバッテリーにより飛んでいるドローンに飛ぶには足りない量ではあるけれどもワイヤレス給電することに成功したということになります。
ただし、給電することに成功しているということは、供給量が増えればよいという見通しがついたわけで、技術が向上すれば上空に浮かんだまま電気の供給を受け飛び続けられるということになります。
これが可能になればドローンだけでなく、様々な技術に応用できます。
電気製品だけでなく、極端な話、電気の送電方法としても電線を引く必要がなくなってくるかもしれません。
供給する電力量と供給効率を考えれば、まだまだ先の話になりそうですが、部分的にはそのうち可能になるかもしれません。
効率よく、より太陽に近い宇宙でソーラー発電して、地上に電波で送電するなどということも可能性としては見えてきます。