少し前までは中国といえば技術的には先進国よりも後れていて、新しい技術については模倣はするものの、安かろう悪かろうのイメージがありました。
しかし既に技術的にも先進国に劣らないほど進歩しています。
アメリカがファーウェイ製品を締め出したこともそれを裏付ける事実の1つです。
中国では配送などのスクーターも電動スクーターが普及しているようですし、インタネーネット回線も世界の5G基地局の半数以上は中国のものだと言われています。
このあたりは韓国の5G回線の普及率も高いため、日本は出遅れている感があります。
日本の公的機関の業務に関わるドローンについてもセキュリティの都合から中国製は避けられています。
ドローンの分野でも中国企業の製品がトップクラスというのが実情です。
国の安全保障の問題や保護主義的な考えから国内メーカーを優遇しても、技術力がなければ意味がありません。
日本メーカーもまだまだ高い技術力を示せる製品が作れる企業もありますが、最近耳にする話は製造工程や検査の手順が守られていなかったなどリコールや違反に対する処分に関するものが多くなっています。
長時間労働で突っ走ってきた日本企業も労働効率を追求するようになると、生産性の点では優位性が無くなってきているように見えます。
これはコロナウィルスの影響による経済活動の低下とは別の問題として見たとしてもです。
かつては世界トップクラスだった企業の中にも海外の企業の傘下に入るところも出始めています。
段々と童話のウサギとカメのウサギさんに近くなってきている気がします。
失速は何が原因か
