新型コロナウィルスの感染者数の増加が止まりません。

ワクチンのを1回接種した人の数は国民全体の4割に達しています。

海外の例と比較しても、ワクチンの接種者が4割を超えると感染者数は減少傾向になるはずなのですが、デルタ株などの流行もあり、減少には転じていません。

もともとワクチンを接種したからといって感染しなくなるわけではありません。

感染者数の減少には一定の効果があると言われていました。

ワクチン接種が進む中、感染者数の多い地域では緊急事態宣言が出されている状態の下での感染者数の増加ですから、ワクチン接種の効果が限定的という評価をせざるを得ません。

オリンピック開催中ですが、無観客ということもあり、感染のきっかけになっているということは考えにくいのですが、感染者の増加が若い人に多いことを考えると、警戒感がゆるむきっかけにはなっているのかもしれません。

度重なる緊急事態宣言や自粛生活に嫌気が差し、感染しても重症化しないだろうという見込みから、対策をあまりせずに普通に集まって会話するなど平常時の生活とあまり変わらない行動に出る人も出てきています。

この手の人がウィルスを媒介してしまっている可能性があります。

オリンピック関係者も検査などは厳重に実施しているはずですが、移動や練習の際にこの手の人からウィルスを感染させられてしまっている可能性があります。

以前、ワクチン接種までの時間稼ぎが必要だという表現を用いましたが、そのワクチン接種が感染者数の減少への打開策となっていません。

医療現場は混乱を深めています。

現状を打開するには、重症化するかしないかではなく、柔道でなくても抑え込みが有効なのです。