マイナンバーカードの健康保険証としての利用が始まっています。
マイナンバーカードの普及に役立てばよいのですが、マイナンバーカード自体の普及もまだまだです。
健康保険証が利用できる病院や薬局の数は全体の8%を少し切るぐらいです。
まだそのぐらいしか、読み取り端末も普及していません。
病院での利用は専用のカードリーダーにマイナンバーカードを置き、暗証番号の入力や顔認証などにより本人確認を行います。
健康保険証としてだけでなくお薬手帳としても運用されていきます。
病気や服薬の履歴なども紐付けられていくため、個人情報がどこまで守られるのか、もう少し様子を見た方が良さそうです。
メリットとしては利用できる病院が増えれば受付での保険証の確認がスムーズにいくことです。
しょっちゅうあるわけではありませんが、職場などが変わり、健康保険証が切り替わる時、まだ保険証が交付されていないタイミングで病院にかからなければならないことがあります。
このような時も健康保険証の交付の有無に関わらず、手続きさえしていればマイナンバーカードを保険証として受診できます。
他にこれまで限度額以上の利用の場合、一時的に受信者が医療費を立て替えなければならないケースが有りましたが、このようなことがなくなります。
デメリットがあるとすれば病歴などの個人情報が漏洩する可能性です。
現在のようなカード状の保険証である必要はないわけですから、最終的にはマイナンバーカードのみを健康保険証にしてしまえば、健康保険証の交付も必要なくなるので自治体としては相当コストダウンできるかもしれません。
先々ワクチンの接種情報なども管理できるようになればもう少し普及するのではないでしょうか。