デジタル化推進のために新しくできたデジタル庁ですが、新しく庁ができたからといって直ぐに状況は変わらないようです。

新型コロナウィルスの感染拡大防止のために、入国者の情報を把握するために受入企業などの担当者が入国者の行動計画などをアップロードできるシステムの運用が開始されましたが、そのシステムで他の企業の担当者が、入国者のパスポート情報などを閲覧できる状態になっていたことがわかりました。

外国人の入国関連の業務の担当者に限られるとは思いますが、事実上個人情報が漏洩していたということになります。

システムは運用が開始されたばかりで、11月25日に運用が開始され、18時45分までの間に34人分について閲覧が可能な状態になっていました。

11月25日に運用が開始され、11月26日に運用が停止される事態になってしまいました。

原因は同時に複数人がアクセスしたことによってデータが混在してしまったのが原因のようです。

ただ、同時に複数人がアクセスするようなシステムではあるので、システムの不具合としか言いようがないのではないかと思います。

デジタル庁ができて、このようなトラブルがないようにシステム開発を進めるはずなのですが、急に状況は変えられないようです。

このようなトラブルを経験し、少しずつ開発や公開前の検証でトラブルを未然に防げるようにしていく他無いのだと思います。

ただこの辺の経験を積んだ人を採用しているはずなのですが、開発するものが独自の新しいものだと、段階を踏んで、徐々に状況を変えていくしか無いのだと思います。