アベノマスクが余って、保管費用だけで7ヶ月ほどで6億円の費用がかかることがわかり、希望者に無料配布し、あとは廃棄するという方針が決まっていました。

7900万枚の在庫に対し、2億8000万枚の希望があったことがわかりました。

当時の総理だった安倍さんからすると、言われているほど評判が悪くないではないかという思いかもしれません。

もちろん、本当にマスクとしてほしいという人もいると思います。

しかし当時とは少し違ったニーズもあるようなのです。

アベノマスクが小さいことから、他のものとは違った活用法についての情報が出回っているのです。

鍋つかみやコースター、カイロ入れや水耕栽培のスポンジ代わりなど本来の使い方とは違う利用法も紹介されているため、これらの用途で使ってみたいという人も出てきているようなのです。

こうなるとマスクとしてのニーズがあるといえるかどうかも怪しくなってきます。

市販マスクと同じようなサイズなら既にはけていたかもしれません。

しかしマスク不足の当時は、マスクが流通すること自体が安心感につながっていたのです。

反省するとすれば不良品が多かったことや、結果論になってしまいますが、7900万枚余るならもう少しサイズを大きくできたのではないかということです。

先が見えない中での決断ですから、後からは何とでも言えると思います。

良くなかった部分については、次の有事にどれだけ今回の経験を活かせるかということにかかってくると思います。