様々な商品の価格が値上げラッシュです。

新型コロナウィルスの影響もあり収入が伸びない中、これまで買っていた商品が値上げされることは家計に打撃になります。

しかし、安倍内閣の頃から政府はインフレ誘導していたことを考えると、物価が上がるのは既定路線に乗ったとも言えます。

デフレと言われていた状態からインフレ誘導しようとしていましたが、新型コロナウィルスの影響などもあり、家計応援として小売業が安く商品を売り出したりと、なかなか上手く行かない部分がありました。

皮肉なことに経済政策とは直接は関係がないガソリン価格の高騰という要因により、様々な産業がこれまでの価格を維持することが難しくなっています。

特にプラスチックやビニールなど石油を使った化学製品などを使用している商品は、容器やパッケージなどを使わないわけには行かないので、値段を上げざるを得ません。

他の物の値段は上がっても、子供のために価格を維持してきた駄菓子などの値上げも予定されているので、今回は本格的な値上げラッシュとなりそうです。

当初目標にしていた政府の経済政策に近づくなら状況は悪くないと見えなくもありませんが、既に内閣は岸田総理へと変わっています。

ただし日銀の総裁が変わっていないのと、自民党が政権政党であることに変わりないので、経済政策は継続中とみて問題ないかもしれません。

あまり良くない要因になりそうなのは、低賃金が問題になっているので値上げにより人件費をアップできるのなら、マイナスは要因にならないはずですが、値上げ分はガソリン価格の高騰による原料のコストアップに消えてしまいそうなので、人件費をアップする余地がますます無くなってしまいそうな事です。

こうなると楽観してはいられません。