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カラスのクロウ

都心のカラスが減っているのだそうです。

そういえば、一時期に比べあまり鳴き声を聞かなくなった気もします。

新型コロナウィルスの影響で調査も中止になっていたようですが、昨年末に6年ぶりに調査が実施されました。

調査結果によれば一番多かった20年前に比べ7分の1に数が減っているようです。

理由はいくつか考えられますが、天敵が増えたことやゴミの出し方でカラス対策が実施されている事が主な理由のようです。

数は減ったものの、残ったカラスは生き残るすべを身につけた個体ですから、ゴミのあさり方がすごいです。

数が減ったとはいえ、たまに見かけるカラスは、カラスよけのネットを剥がし、ビニール袋を引き出してつついて破り、中のゴミをあさっています。

ただ調査は決まった寝ぐらを調査したものだと思いますので、身近には減っているということしか確認できません。

カラスの習性としては、定住型のものと、回遊魚のように移動しながら生活しているカラスがいるようなのです。

移動型のカラスが都心を外れてしまっている可能性もありますが、ゴミなどの餌が減っているということはいえそうです。

ただこれもゴミの量が減っているわけではなく、餌の対象となるゴミが減っているようなのです。

つまりゴミは出続けているけれども、カラス対策が実施され餌にはなりにくくなっているということのようです。

カラスが減るといい事ずくめのようですが、カラスが天敵となっていた害虫や他の鳥などが増えるなどの被害が出てきます。

生態系のバランスの難しさを思い知ることになります。

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