漫画家の藤子不二雄Aさん(安孫子素雄)さんがお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈りしたいと思います。
藤子不二雄Aさんは「忍者ハットリくん」、「怪物くん」、「笑ゥせぇるすまん」の作者です。
先に亡くなられている藤子・F・不二雄(藤本弘)さんとコンビで1987年まで藤子不二雄として活動されていました。
F先生とは地元富山県の小学校(旧国民学校)の同級生です。
「ドラえもん」などは当初二人の共作と言われていましたが、その後、藤本(F)先生の作品であることが公表されました。
藤子不二雄として活動されていましたが共作は「オバケのQ太郎」など一部の作品にとどまっています。
お二人の活動は「まんが道」という作品で読むことができます。
トキワ荘の住人であったことでも有名ですが、トキワ荘の創設メンバーである手塚治虫さんとは一緒には暮らした時期はないようです。
なぜなら手塚治虫さんが、トキワ荘を出る時に、手塚先生がいた部屋にお二人が入居したからです。
手塚治虫さんと藤子不二雄さんのエピソードとしては、二人が手塚先生を驚かせようと数十枚の原稿を仕上げ、手塚邸に赴いたところ、奥から手塚先生が二人に見せるために、何百枚単位の原稿を持ってきたため、恥ずかしくて出せなくなったということをテレビか何かで話していたような覚えがあります。
藤子不二雄作品で今も放映されている作品はありますが、今の若い世代の人達も親が読んでいたからなどの理由で昔の古いマンガを知っていたりします。
それだけ息の長い作品を描き続けてきたということだと思います。
改めてご冥福をお祈りいたします。