隕石から低温でDNAやRNAを抽出することに成功したと北海道大学などの研究チームが発表しました。
隕石自体にはDNAやRNAはありませんから、正確には隕石の中からDNAやRNAの塩基を抽出したということになります。
これは生命が地球外から隕石などで地球上にやってきた可能性があることを意味します。
これまでも生命が地球外起源である可能性を主張する説がありましたが、塩基が熱に弱く、仮に隕石などに含まれていたとしても外に生命として出る可能性はないのではないかということが言われていました。
しかし今回の抽出成功で、条件さえ整えば、可能性がないとはいえないことになります。
この話を聞いて私の頭に浮かんだのは「妖怪人間ベム」のオープニングのナレーションシーンです。
若い方はご存知ないかもしれませんが、かつて「妖怪人間ベム」というアニメがありました。
オープニングで妖怪人間であるベム、ベラ、ベロの誕生の経緯がかたられます。
そこでは「暗い音のない世界で1つの細胞が増えていき、3つの生き物が生まれた」と語られます。
案外このように動物が誕生したのかもしれません。
もし仮に、地球の生命が地球外起源で、地球外にも生命体がいるとすると、宇宙人がいるかもしれないと言っている地球人を知れば、君たちが地球に行っただけだからというツッコミを入れられるかもしれません。
今回成功したこの技術で「はやぶさ2」が地球に持ち帰ったサンプルも分析されるそうです。
何か出てくるかもしれません。