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余裕の表れではなさそう

週休3日を導入するという話題を耳にするようになりました。

週休3日が導入可能かどうかを聞くアンケートが行われたというニュースも流れています。

その前に今なぜ週休3日を問題にするのかという疑問がわきます。

そこで今なぜ週休3日の導入が話題になるのか調べてみました。

多様な働き方を探るなどの抽象的な理由も出てくるのですが、どうも人手不足の解消の1つとして考えているようなのです。

逆ではないかと考える方もいらっしゃると思います。

人手が足りないなら働く日数を増やすという考えです。

そうではなく、週休3日にして、残りの日を使って他の企業で働くという働き方を探っているようなのです。

週休3日ということは、週4で働くということです。

残りの3日を他で働けば休みはありません。

流石に労働法上も問題が出てきてしまうので、1日か2日を他の企業で働くということを想定しているのだと思います。

確かに、戦力となる人は働いて欲しいと思う企業も多いと思います。

ただ、競業や職務上の秘密の保持などを考えると、働ける場は限られるように思います。

人によっては育児にかける時間が増えるなどメリットを感じる人もいるとは思います。

しかし問題は他にもありそうです。

働ける日数が減るのに給料はそのままという訳にはいかないと思います。

短期的にはコロナウィルスによる影響で経営が厳しくなっている企業もあるので、1時的に人件費を削り、コロナが収まってきたら他でも使うということも考えているのではないかという気がします。

それに加え、都合の悪い人材は、そのまま兵糧攻めにして辞めていくのを待つという手段にも使われるおそれがあります。

それを考えると、決して休みを増やすという楽観的な話ではなさそうです。

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