図鑑を制作中に新種の昆虫が発見され、その昆虫が発売される図鑑に掲載されます。
新種の昆虫が掲載されるのは「学研の図鑑 LIVE 昆虫 新版」です。
LIVEというだけあってこの図鑑は標本の写真ではなく、生きている昆虫の写真が掲載されています。
そのため撮影には全国の昆虫学者が協力しているようです。
最近、図鑑ではこのように実際の姿を見せようというトレンドがあるように思います。
昆虫に限らず、植物でも実際の植物は虫が食べていたり、標本のように綺麗ではないからです。
そのような実際の姿を読者にも知ってもらおうという本が多くなっているように思います。
今回、新種を見つけたのは箕面公園昆虫館の館長の中峰さんです。
カワゲラの担当になったため、京都の川でカワゲラを捕まえ、撮影しました。
ちなみにカワゲラは水生昆虫です。
この中に新種が含まれていたのです。
専門誌に論文を投稿して新種と認定されました。
ただ見つけただけでは新種かどうか決まらないわけです。
新種と認定されて学名は「Perlomyia gakken」(ペルロミュイア ガッケン)と名付けられました。
和名は「ガッケンホソカワゲラ」にります。
これまでも生き物好き、特に昆虫などは好きな人も多いし、研究も進んでいるため、もう新種はいないだろうと思うと発見されます。
学研にとっては最大の宣伝になりますから嬉しい出来事だと思います。
この新しい図鑑は学研プラスから6月に発売される予定です。