朝日新聞デジタルの記事で面白いものがあったので、それについて書きます。
牛乳は白いのに、バターはなぜ黄色いのかという記事です。
ご存じだとは思いますがバターは牛乳から作られます。
なぜ今この話題?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、新型コロナウィルスの影響により、学校給食などが無くなり、牛乳消費が減って、余ってしまうため、バターの生産を増やしたという事情もあって、私なりに応援する意味もあります。
話題を戻します。
牛乳は白いのに、バターはなぜ黄色いのかでした。
これまで疑問に思ったことがありませんでした。
言われてみれば、確かに製法を考えると、材料である牛乳に黄色い成分を加えているとは思えません。
記事を読んで納得しました。
そのまま記事を写しても仕方ないので、オリジナルの説明も少し加えてご説明します。
まず牛乳の白ですが、牛乳にはカゼインと呼ばれるタンパク質や脂肪球が含まれていて、それらが水分の中に浮いているような状態になります。
これらがすべての色の波長の光を反射させるので白く見えるのです。
次にバターですが、まずバターを作るのに水分が取り除かれ、脂肪球が濃縮されたような状態になります。
そしてそれを激しくかき混ぜるため、脂肪球の表面の膜が壊れて中の乳脂肪分が現れます。
乳脂肪分は動物性脂肪なので黄色っぽい色をしているのです。
黄色が見えるということは、先程の説明に沿って言えば、乳脂肪分が黄色の波長の光を反射しているということになります。
最終的のこの乳脂肪の固まりになるため、色が黄色いというわけです。