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持つべきか持たざるべきか

トランプ大統領が、大統領に立候補していた頃、アメリカ(U.S.A)が二分されていると感じた人も多かったのではないでしょうか。

トランプかトランプでないか以外にも、アメリカを大きく二分するものがあります。

銃への規制です。

アメリカでは銃の乱射が続いています。

その度に銃への規制が提案されますが、実際に規制が強化されることはあまりありません。

銃で身を守ることは権利であるという意識が強いのです。

軍事産業も当たり前にあるので武器に対する抵抗感があまりないということも言えるでしょう。

一方で乱射の被害にあった人の遺族や生き残った人は銃への規制を強く訴えます。

そんな中小学校での銃の乱射を生き延びた生徒の1人が、自分の体験を証言し、話題になっています。

この生徒は学校で銃の乱射の被害にあいましたが、現場でいつ犯人が戻って来るかわからないので、友達の血を自分の体に塗り、撃たれたふりをしていたというのです。

緊迫した状態で、機転が利くと言えば機転が利くのですが、銃が出回っているということは、このような機転の利き方を子供にさせてしまうということです。

銃への規制が生活を脅かしかねない全米ライフル協会は政治家にお金を使ってでも規制をさせないような根回しをします。

一方、銃産業にかかわる人の票を得たい政治家からは現場の教師に銃を持たせろという発言が出てきます。

お互いに銃を持っていなければ、撃ち合うことがないという発想はそこにはありません。

同じように、ウクライナでは撃ち合いが止まることはありません。

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